夏の全国特産品マーケットご報告その③

さて現在、有楽町の東京スポーツスクェア（旧MUJI跡地）で開催されている「夏の全国特産品マーケット」ですが、何回も宣伝（自慢？）しておりますように、このイベントのお米コーナーの棚割り（全商品）及びお米の選定（一部）を弊社三代目、小池理雄が担当させて頂きました。

こちらでは私、小池理雄が選定したお米についてご紹介申し上げておりますが、今回はその3回目です。

では前回から続き！行ってみましょう！

①宮城県産だて正夢（面川農場様ご提供）

ご存知、宮城県を代表する新品種「だて正夢」です。もち米に近いもっちり系のお米です。

10人中9人が名前を「だてまさむね」と間違えてしまいます（笑）。

もっちりなお米ですので水を普通に入れてしまうとちょっと粘りが強くなります。

ポイントは水を少なめに炊くこと。そうするとしっかりと粒を噛みしめることが出来、お米の美味しさを堪能できます。

生産者の面川さんはまだお若く、なんとお父さんとお祖父さんの三代で稲作を展開しておられます。

②茨城県産和みリゾット／華麗米（大嶋農場様ご提供）

いずれも「用途限定」の珍しいお米。

「和みリゾット」はリゾット向け。「華麗米」はカレー向けのお米です。最近はこういった珍しいお米が多く出てきていますね。小池精米店も「和みリゾット」は都内高級ホテルに納めさせて頂いております…。。

生産者の大嶋農場の代表大嶋康司さんは、僕が米屋駆け出しのころからお世話になっている方です。イベントや圃場見学等いろいろな機会で押しかけています（笑）。

そして栽培品種も（恐らく）40種類くらいの扱いがある、本当にアグレッシブな生産者さんです（普通の生産者さんで２～3種類）。

僕の12歳上でお互い同じ亥年。「そら二人とも猪突猛進だから（笑）」とお互い会うたびに褒めたたえて？ます。

③群馬県沼田市産コシヒカリ「小松姫」（金井農園様ご提供）

群馬県は面白い県です。

県としてはお米にあまり力を入れていないのに、個人生産者及び産地の環境がものすごくレベルが高い。九州で言うと大分県もそうだということですが…。

今回、小池関係では無いですが、群馬県川場村のコシヒカリ「ゆきほたか」が出品しています。これも全国的に有名なブランド米です。産地では川場村と並んで水上町も有名ですね。

そして…沼田市ですが、ここも山に囲まれた中山間地。水は真田用水により武尊山から引かれた清冽な清水があり、美味しいお米が収穫されます。

生産者の金井さんはもと沼田市役所勤務という経歴の持ち主です。アグレッシブにあちこちの展示会にお米を出品しているので、僕とは本当にあちこちで会います（笑）。

④石川県輪島市産「お米で旅する能登」（能登輪島米物語協議会様ご提供）

ひときわ目立つこの箱。中身はお米2合パック…なのですが、特徴はそれだけではありません。

・9軒の生産者さんのお米を、これまた9つの絵柄のパッケージで個別に包装！

・中身は「コシヒカリ」か「能登ひかり」。同じ品種のお米でも、生産者が違えば味も全然違うことが分かります！

・箱の絵はその産地（田んぼ）の風景！

・しかも…このお米に合う地元の飯の友の紹介が箱に記載されてます！

・さらに…この9つの箱に描かれた絵を繋げると…一つの絵に！

・最後に…小池理雄が味の監修（笑）。

という非常に素敵な商品です。通常は能登空港や輪島のキリコ会館で販売しているのですが、都内ではめったに手に入りません！

⑤長野県　謙太郎米（コシヒカリ）／信州リゾット米（太陽と大地様ご提供）

長野県は美味しいお米があちこちで収穫できる県ですが、対外的にはイマイチなイメージ。

実は小池精米店の出自は長野県であるため、身内には厳しいです（笑）。

そんな小池が選んだのがこの2点。

いずれも東御市にある「太陽と大地」さんご提供のお米です。

東御市近辺は八重原台地に属し、美味しいお米が穫れる場所です。
そして「太陽と大地」さんのコシヒカリは本当にきれいな玄米でほれぼれとします。以前色々な産地のお米と比較する機会があったのですが、ダントツできれいでしたね。

信州リゾット米は料理提案型のお米ですね。品種ありきではなく、「この品種であればこの料理が合いますよ」と言う売り方をしています。

パッケージも非常に特徴的で、こういった前衛的なお米が長野県から出てきたのは自分としては本当に嬉しい限りです。

⑥愛知県産あいちのかおり（羽佐田トラクター様ご提供）

このお米も珍しいですよ。

愛知県はご存知の通り日本有数の人口を誇る県です。確かにお米も栽培していますが、なにせ人口が多いため県内消費に回ってしまうので、都内の人がこのお米に出会うことはありません。

しかし米業界では非常に評判が良いお米です！大粒で歯ごたえがよく、白米でも寿司でもカレーでも合う！として評判です。

それが何と！この有楽町の会場で購入できるのです。

昔からあるお米ですが、「え、愛知県人はこんなおいしいお米を昔から黙って食べていたの？？」と思わせる実力のあるお米です。

是非お買い求め下さいませ。

いかがでしたか？

オリンピックはもうすぐ終わりますが、「夏の全国特産品マーケット」はまだまだ続きます。開催は9月5日まで！引き続きよろしくお願いいたします！

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「楽しくなければお米ではない！」

有限会社　小池精米店　三代目　小池理雄（ただお）

五ツ星お米マイスター／東京米スター／6次産業化プランナー（中央サポートセンター登録）／社会保険労務士

東京都米穀小売商業組合所属／東京都ごはん区メンバー

〒150-0001　東京都渋谷区神宮前6-14-17

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