皆さん、こんにちは。
小池精米店・三代目、五ツ星お米マイスター・東京米スターの小池理雄です。
僕に限らずだと思いますが…最近はコロナ禍のため色々な対外活動が休止中です。
それでも…新米の季節が近づくにつれ、メディア等の取材やイベントの話がちらほら出始めております。
…そんな話を頂くたびに、「こういった状況でも自然界は季節通りに動いているなぁ」と実感します。
ということで、今回、面白い動きを二つほどご報告しますね!
1つは「企業向けの研修」をしてみないか?と言う話です。
今までの「企業向けの研修」は行ってきましたが、どちらかと言うと米業界の話で、お米の流通や売り方の話ばかり。しかし今回は違います!
実は僕は知らなかったのですが、経済産業省が「健康経営」を各企業に求めており、「健康経営優良法人認定制度」なるものがあるようです。
経済産業省のHPによると…。
優良な健康経営に取り組む法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機ル関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業」として社会的に評価を受けることができる環境を整備しています。
ということです。
恐らくこれを取得すると…企業にとっては例えば採用において有利になることは間違いありません。それに資金を調達する際にも、恐らく有利になると思われます。そして…そのためにはある程度の仕組みであったり実績が必要。
社員向けの「食生活改善指導の実施」もそのうちの一つのようです。
こういった話になると…管理栄養士や、野菜ソムリエなどの出番なのですが…
「いや日本人なら米だろ、なんで米の話が出てこないの?」
という話があちこちから出ているとかいないとか…。
そこで「なんかお米のことならそれらしく話すやつがいるぜ」という噂?が立ったのか、僕への問い合わせがありまして…。
まだいつやるのかは分かりませんが、しかし「お米と栄養」という切り口ではあまり講演をしたことがありません。無いのですが、しかし自分としては、いつそういった話が来てもいいように、準備はしておりまして…。
自分、ストーリーを組み立てるのは得意ですから(笑)。
小池理雄個人として、新しいステージの扉を開くため、チャレンジしたいと思います。
そして…もう1つは「外国人向けの研修」です。
「外国人向けの研修」は今までやったことはありますが(但し日本語)、どちらかというと座談会の傾向が強く、かしこまって講演…しかも今回は「プロの料理人」向けの講演ということ。
これこそまだ企画段階なのですが、しかしこの話を持ってきて下さった方には
「もう任せて下さい。外国人の方が日本のお米にどういったことに興味を持つのか、その「ツボ」は押さえています。なんたって僕が臨時講師をしている『東京すし和食調理専門学校』では生徒の半分以上が外国人ですから」と必死に?アピール。
恐らく外国人が有する「日本のお米に対する関心ごと」を掬い上げて、まとめて、分かりやすくお話しをすることができるのは(但し日本語)、恐らく僕しかできないことなので…。
いずれもそういった話があった、というだけで具体的にはまだ何も動いていないのですが、しかし
米屋だけれども自分では気づかないニーズがある!!
ことに、こっちもびっくりです。
こうやって「ニーズ」は掘り起こされていくんですね。
改めて…自分が想定できる世界なんてほんのちっぽけな話。
こういった展開があるたびに、自分のお米経験値(REXP)が爆上がりしていくことを実感するのです…。